GUIDE · BASEBALL
年齢・レベル別の野球の平均球速はどのくらい?
「うちの子の球速って速いほうですか?」は、少年野球の保護者の方がいちばん気になる質問です。球速は年齢や体格、練習期間によって大きく差があるので正解はありませんが、レベルごとによく見られる範囲はあります。以下の数値は、さまざまな公開資料や現場でよく言われる値をもとにしたおおよその範囲で、個人差が大きいものです。
レベル別ストレートの球速範囲(目安)
| レベル | よくある範囲 | 上位層 |
|---|---|---|
| 小学校低学年(9〜10歳) | 60〜75 km/h | 80 km/h以上 |
| 小学校高学年・リトル(11〜12歳) | 75〜95 km/h | 100 km/h以上 |
| 中学生 | 95〜120 km/h | 125 km/h以上 |
| 高校球児 | 120〜140 km/h | 145 km/h以上 |
| 草野球(社会人アマチュア) | 90〜120 km/h | 125 km/h以上 |
| 韓国プロ野球(KBO) | 平均 約145 km/h前後 | 150 km/h以上 |
| メジャーリーグ(MLB) | フォーシーム平均 約150 km/h前後 | 160 km/h以上 |
球速よりも大切なこと
成長期の選手にとって、球速は自然についてくる結果です。幼いうちから無理に球速を上げようとすると、ヒジや肩のケガのリスクが高まります。多くの指導者が、球数と休養日を守ること、下半身と体幹を使った正しい投球フォームをまず身につけることを重視するのはそのためです。
球速の記録を比べるときの注意点
- 測り方が違えば数字も変わります。レーダー式スピードガンは、ボールが手を離れた直後のいちばん速い瞬間(初速)を測ることが多く、動画での測定は区間の平均速度を測ります。ボールは飛びながら減速するので、区間平均は初速より数km/h低く出ます。
- 距離の設定を正しく。動画で測るときにプレート〜ホーム間の距離(18.44m)をそのまま使うと、実際より速く出ます。ボールを離した地点からの距離で測りましょう。
- 1球ではなく複数球の平均を見ましょう。コンディションや測定誤差を考えると、3〜5球の平均のほうが実力をよく表します。
記録をこまめに残しておけば、数か月間の成長が数字で見えて、練習のモチベーションにもつながります。